人生で起きた経験の整理もしたいので、
我が家の猫でごまかしながら、
悔しい思いを書きたいと思います。
新聞記事で反響280件
読売新聞が昨年9月から展開しているキャ ンペーン報道
「許すなわいせつ教員」があります。
5月2日、
これまで寄せられたメールや手紙、電話などで、
計約280件の反響が寄せられたという記事。
自身が教員からわいせつ行為を受けたという内容も多く、
いつまでも心の傷がいえず、
数十年たった今でも苦しんでいる方が多いそうです。
50歳代女性であったり、40歳代女性であったり、
いまだに小学生の頃の教員による胸やお尻を触られた
嫌な思い出を抱えたまま生きています。
50歳代の男性は、
「男性も被害に遭うと、声を大にして言いたい」と
語ります。
この男性は、小5の時に、
男性教員に複数回呼び出され、
下着を脱がされて下半身を触られたり、
写真を撮られたりしたそうです。
そんな記事が、この日の新聞に書かれていて、
思い出してしまいました。
書道教室
私は、
小学校低学年から小学校6年まで
書道教室に通っていました。
当時地元では、
2件くらいしか書道教室がなくて、
私の通っていたところが生徒数が多かったと思います。
先生は、今思えば50歳前後の男性です。
週に2回、水曜日と日曜日に行きます。
水曜日は学校帰りに行くので、
生徒がたくさんいます。



日曜日は、
自分の好きな時間に行きます。
何時から始まるとも決まっていませんでした。
小学校中学年の頃までは、
同い年のいとこと一緒に行ってました。
高学年になってからは、
ひとりで行くようになりました。
私は、小さい頃から朝は早起きです。
日曜日は、
やりたいことがたくさんあったので、
朝早く一番に書道教室に行ってました。
行くと、
教室になっている畳の和室では、
先生がまだ布団で寝てたりすることもありました。
奥さんに「ほら!」と起こされることもたびたび。
私は、そんなやりとりを見ながら、
習字の練習を始めます。
小5の頃から…
ずっと続けてきた書道です。
先生の教えもあってか、
書初め大会では、特選を何度もいただきました。
小学5年生になった頃から、
日曜日の朝一番に教室に入ると、
子供心ではよくわからないことを言われたり、
されたりするようになります。
先生が布団に寝てると、
「ほら、○○もここ入れ。」と布団をめくってみたり、
「今日は何色のパンツ履いてんだ。」とか。
奥さんも、
「何言ってんの!早く起きなさい!」と、
言ってくれます。
まあまあ、高学年ともなれば、
いやだな…と思っても聞き流せました。
みんな、生徒は日曜日はゆっくり起きるのか、
全然来ません。
ある日曜日、
私が行った時、先生は起きてました。
スカートめくられます。
これがあってから、スカートで行くことはやめました。
ある時、胸を触られます。
こればかりは、ふいにくるので、
避けられなかったことが何度かありました。
言葉もいやでした。
私は、好きな習い事だったので、
続けたかった気持ちもありましたが、
もう無理でした。
今思うと、ホントに悔しい!!
先生が、10年くらい前に亡くなってることもあり、
そしてなにより私だけじゃないと思えたこともあり、
今こうして書いています。
誰にも話せなかった
あの頃、私の両親も書道の先生と知り合いだったし、
両親の自営業のお客さんでもあったので、
親には言えませんでした。
そして、誰にも言えませんでした。
私は、
廊下で先生の息子さんのお嫁さんが
触られて嫌がっているのも見ています。
小さい頃のそれが、鮮明に強烈に残りすぎていて、
私の中で薄まらないんですね。
先生に対する怒りと、
悔しさが思い出されて自己嫌悪に陥ってしまったり…。
心療内科のある先生は、言います。
自身の記憶の上書きをしてしまいましょう。
その嫌な記憶の上に、
新しい記憶を上書きして、
記憶を塗り替えてしまいましょう。
卑劣な行為に対して、
「やめてください!」
と大きな声で叫び、
男性の手を払いのける自分をイメージします。
嫌な思い出が浮かんできたら、
すぐに、きちんと「ノー」という自分の姿を
思い浮かべます。
嫌な思い出が浮かぶ度に、
何度も繰り返してください。
自信をもって、堂々と「ノー!」という
自分の姿だけを思い浮かべます。
それを続けていくうちに、
嫌な思い出は薄れていくと思う、と言われます。
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この歳になって、少しずつ忘れかけていても、
こういった事件をニュースで聞いたり見たりすると、
また奥底から思い出して不快な気分になっています。
経験しないことに越したことはないですが、
仕方ないです。
今では、母親含め何人かに話せました。
今までは情報がなく、
なんで自分だけ…とずっと思っているだけでも、
長い間苦しかったです。
母は、私だけじゃなく、
他の子もやられてたんじゃないかと言います。
そうかもしれませんね。
最後の言葉が見つかりません。
新聞記事の反響280件という方々と同様に、
私ももれずに数十年たった今でも悔しくて、
苦しくなることがあるということです。
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私は、小学5・6年の担任が男性の教員でした。
身体測定の時に、先生はすぐそばにいて、
ブルマのみ上半身裸という時代でしたが、
今じゃ考えられません。