いっぴつじ blog

ひつじが一筆かきます。愛猫もたまに交えて(*^-^*)

【死産】私の手の中で産まれてしまった小さな赤ちゃん

私は、思い出したときに、

お墓に行って花をあげてきます。

手を合わせて話してきます。

普段は、心の中で話します。

今生きていたら、14歳、中学3年生です。

 

3人目の妊娠発覚 

私には息子が2人います。

3人目の妊娠がわかった時は、37歳でした。

長男が小4で次男が小1です。

息子たちに手がかかっていたので、

産むことに悩みました。

 

仕事のこともありましたし。

 

それに、長男と10歳も違うことにどうなんだろうと。

長男は、「いやだ、弟も妹もいらない」と言います。

長男は、いろいろ学校や友達関係のことで

抱えてましたから、

私が赤ちゃんのほうに向くのはいやだろうなと、

わかってました。

次男は、喜んでいました。

私は、複雑でした。

 

夫とかなり話しました。

でも、せっかく授かった命、育てていこうと。

 

長男が小5の8月に出産予定日でした。

5か月過ぎて安定したので、

母子手帳もらいました。

 

来年度の長男の学年のPTA役員に決まった時は、

保護者の前で、

「来年の8月に出産することになりますので、

 ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」

挨拶しました。

みなさん、協力的で助かりました。

 

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妊娠5ヶ月のある日、出血で入院

長男小4、次男小1の3月でした。

子どもたちは小学校に行きました。

午前中に、少量の出血がありました。

次の検診まではまだ日にちがあります。

 

でも、これ、なにかおかしいなと

かかりつけの産婦人科に電話して診てもらうことに。

 

流産の可能性があるから、大きい病院を紹介するので、

そちらに行ってくださいとのこと。

 

お腹の子どもは、動いてました。

もう5ヶ月で胎動を感じていました。

私は、2人の子どもは問題なく産んでいたので

この危ない感じがわかりませんでした。

 

なので、なんで大きな病院に?どういうこと?

と思いました。

夫を呼んで二人で病院に行きました。

即入院です。

 

病院では、点滴しますね、これで安静にしててくださいと。

4人部屋でしたが、他に誰もいなくて私一人です。

夫は帰りました。

「子ども達、頼むね」とお願いしました。

 

入院した夜に陣痛

その日の夜です。

だんだんお腹が痛くなってきて、これって...

陣痛です、わかります。

いや、でも、違うかもと、

うそーーー今きたらダメでしょーーと、

どうしようどうしよう、と焦りました。

 

夜中でした。

だんだん痛くなります。

間違いなく陣痛です。

やばい!、どうしよう!と。

ナースコール押しました。

 

看護師さんが、来るまでの間にも陣痛が強くなってきて、

下におりて来てる感じがわかります。

今出てくるってことは、

もうダメなんだと自分なりに察しました。

 

看護師さんがきて、

私は「もうだめです、もうでます。」と。

自分のバスタオルを股間にあてながら車いすにのりました。

 

診察室に向かう途中の廊下で、

私の抑えるバスタオルの中にスルッと出てしまいました。

必死に落ちないように押さえてました。

 

泣き声しません。あったかいです。

手の中で小さすぎます。

妊娠17週  死産

体重:165g  身長:20cm

 

厚生労働省令では「妊娠12週(4カ月)以降の亡くなった赤ちゃんの出産」

を死産と定義している。

 

へその緒を切ります。

胎盤がなかなか剥がれずに、時間かかりました。

原因不明の死産でした。 

 

見せてもらって、抱きかかえました。

ほんとに小さかったです。

小さいなりに、ちゃんと目も耳も指もみんなできてました。

ここまで育っていたのに、「ごめんね」という気持ちだけでした。

 

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火葬~納骨

次の日、夫たちが来て赤ちゃんを家に連れて帰り、

お寺からお経をあげてもらって火葬しました。

私はもう一日入院ということで、

火葬には立ち会えませんでした。

長男は、泣いていたそうです。

 

4人部屋で1人でしたが、

それが救いだったかもしれません。

昨夜、分娩室では私の横で出産されてる方がいました。

 

お骨になってから、何年も我が家に置いてたのですが、

私が見るたびに思うことがあり、時には泣けることもあったので、

夫のほうのお墓に入れてほしいとお寺と義父母に話をして、

納骨しました。

 

その時、正直なところ少し気持ちが楽に なったのは確かです。

 

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思うこと

今となれば、

悲しみは時間が薄れさせてくれてます。

 

私は、ずっと産むことが不安でした。

そんな思いを抱えたままの私の気持ちが、

この子に届いてたんじゃないかと、

思ってます。

きっと、この子は自分が産まれたらお母さんがもっと大変になると

感じてたかもしれません。

「ごめんね。ごめんね。ありがとう。」

 

妊娠中は、穏やかな気持ちでいれることが一番です。

 

産まれてこなかった命を、どういう想いでいようかと考えて、

私は庭に花を育てることにしたんです。

 

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